コミティア127へ行ってきました 前編
コミティアとは、オリジナル作品のみの同人誌・ミニコミを頒布する大きな会です。主に漫画が多いのですが、最近ではアートブックやグッズ販売をするブースもあります。今ではZINEの販売イベントなども多くあるので、個人発の大型紙モノ販売イベントといった感じです。小売と違うのは、基本は作家本人から譲ってもらう方式です。
僕は音楽とアートが好きなのですが、そのアートの中でも、美術画というよりはパッと見た一瞬で、おしゃれ・かわいさがあるイラストレーションを好む傾向にあるようです。そしてそれらの中から芸術的感覚を見つけたいみたいです。
そんな僕が、持ち時間1時間(買い物に時間をかけないタイプなので…)で入手した誰にでもオススメしたい数点をご紹介します。ちなみにコミティアへ行くのは2度目で、ひとりで行くのは初です。
❶さのさくらさんのマグカップ→シンプルかつおちゃめ。めちゃくちゃ良い。作家さんがSNSでアップする写真もいつもおしゃれで、作品との印象にギャップがありません。なんだか僕もおしゃれになった気がします。
❷あんさいさん・あんさいさん&おさかなゼリーさんのアートブック→ただただ無邪気にかわいくておしゃれ。ただかわいいだけの絵は少ないと思うのですが、この方は本当にすごい。なんだか僕もかわいくなった気分になれます(笑)
❸ざきよしちゃん・イラスト集〈2016-2019〉→人の絵を見るのがライフワークの僕なのですが、2016年以降のざきよしちゃんは急激に絵が変わった印象があります。"江夏の21球"的な奇跡の1ヶ月みたいなのがあったんですよね。いつか、このことについてご本人にも聞いてみたいです(余計なお世話だよ!)
❹藤想(ふじそう)さんのサークル『抱っこなどのふれあい』合同誌を含む3冊→僕がここ数年でいちばん好きな作家です。フィクションかつノンフィクション。世の中の感情がすべて描かれている…ように見えてかなり最高です。そんな中でIKEAに行ったエッセイ漫画ふうの作品は、かわいくておもしろくて、誰にでもオススメします。
❺五番街マック『ちゃくりんぐ』→漫画とドローイングによる合同誌。タイトルはチャクラ+進行形のingでcakringだと思います。たぶん。すべてよかったですが、特に、しわしわさんの絵とアートワークがヌメッとしていてピカピカでおもしろいです。
❻みなはむさんのドローイング集と旅行の漫画→絵の上手さと密度(色味だけではなく)と、添えられた簡素なひとことが圧倒的です。絵を描くことは感情と隣り合わせだと再確認しました。この方はとても人気があります。
今回はここまで。次回は後半をお送りします。
スーパー銭湯を楽しむ1000の方法(後編)
こんにちは、信濃川あひるです。
しばらく東京に滞在してホテル住まい(と言ってもカプセルホテルですが)をしていたので、ブログを書く時間がありませんでした。僕の場合、ブログは記憶の整理だけでなく、ひと段落着いた時に書く気になるもののようです。
そう考えると、地元でブログをしたためる行為と、東京の空気に触れる行為は僕にとって代替可能だったのでしょう。インプットとアウトプットは同時にできないだけでなく、種類や順番もあるみたいですね。
今回は改めて「初めての人でも安心!スーパー銭湯はじめて講座」の後編をお送りします。
前は、代金を支払ってロッカーの鍵を受け取るところで残念ながら終わってしまいましたよね(それ自分のさじ加減では?)さていよいよ入浴です。
❺脱衣所
ここでは、フロントで受け取ったロッカーの鍵を使用します。鍵と同じ番号のロッカーしか使用できないので要注意!ってこれくらいは子どもでもわかります。しかし、意外とロッカーの配置が不規則な銭湯があるんです。なんていうか、ブロック分けが変なとき、あります。「233…34…35……あれ〜?」とか見つけられずひとりごとを言ってる人を割と見かけますね。
あと、たまにある「細(ほそ)ロッカー」これも頂けません。細ロッカーに出会ったときのためにも、かさばる上着は着ていかないのが無難です。でも都内では車移動じゃないから難しいかな?
❻いざ浴室へ
お風呂に入る前には「かけ湯」または「シャワーで全身を洗ってから」にしましょう。みんなのエチケットだよ(みんな、エスパーだよ!)
❼お風呂とかサウナ
これはほんと自由にどうぞ。僕はだいたいお昼を食べて14時くらいから行くのですが、その時間は空いていることが多くて嬉しいです。テレビ付きのサウナの場合、ワイドショーで明るめな話題だと嬉しいのですが、ちゃんとした真面目な事件とかを扱っているとチャンネルを変えてほしくなります。
あと、サウナで上の段に座っているおじさんが退室する際に「ドーン!」と大きな足音を立てることがありますが気にしないでくださいね。
❽お風呂から上がる前に
僕の場合、入浴料がもったいないというのもありますが入浴時間はおよそ50分くらいです。それくらい滞在すれば元を取ったな〜と感じて安心して上がれます。また、別に潔癖症ってわけじゃないんですが、なんとなく最後にシャワーを浴びることにしています。ここで忘れちゃいけないのが「鏡に映った自分を見る」ことです。お風呂やサウナで汗を流したおかげで、思ってるよりもシュッとした自分に出会えます。
❾お風呂あがりに
体を拭いて、耳の中の水も細くしたティッシュで拭きます。綿棒はあまり水分を吸わなそうなので使いません。あとは無印の化粧水をつけます(こだわりは無いのですが、30を過ぎたら敏感肌になったので…)
あと、体重なんかも測るのを忘れずに。意外と痩せてます。そうすると少し嬉しくて、これからは揚げ物とか甘いものは食べない野菜中心の生活をするぞ!って気になります。この誓いは数時間後の自分によって破られますが。
➓帰宅
フロントでロッカーの鍵を渡して(この時タオルなどで水気を拭き取っておくのがマナー)下駄箱の鍵を受け取ります。僕は帰りに自分の下駄箱の位置が思い出せないことがよくあるのですが、そんな時は記憶を約50分前に巻き戻すのです。やってみると結構かんたんなのでお試しください。
それでは良いスーパー銭湯ライフを〜!
えっ?タイトルで1000の方法と言いながら、まだ10しか紹介してないじゃないかって?
よくぞ聞いてくれました。楽しみ方は人それぞれですから、あとの990はみなさんでやってみてください。ふーあぶない!これでつじつまが合ったぞ。
おわり
【告知】2019年3月24日 ミズモトアキラトークイベント
こんにちは、今回は告知です。
DJでエディターのミズモトアキラさんを年に1回 新潟へ来てもらう試みを2016年からやっております。昨年の11月に新潟・北書店にてNegiccoのメインコンポーザーであるconnieさんとの対談も記憶に新しいのですが、なんと4ヶ月ぶり!にまたまたやってきます。
テーマは『武田百合子』さんです。
ミズモトさんを知った時、僕は17才。1999年の高校2年生の頃に『rock the roots』という深夜の音楽カルチャー番組のメインパーソナリティとして目の前に現れました(当時は水本アキラ表記)
初見では愉快なキャラクターの兄貴分。的な認識だけだったのですが、番組内で音楽カルチャーに興味を持ち始めた高校生にとって"イイトコドリ"のゲスト陣(コーネリアス、サニーデイ・サービス、キリンジから、みうらじゅん、常盤響、しまおまほ などなど←憧れゆえに全て敬称略)との立ち振る舞い、軽妙にお話をするミズモトさんの人物にも興味が向き始めました。
ミズモトさんの文章を雑誌で目にしていたのは、主に1999年〜2001年頃の『MARQUEE』『RELAX』です。テレビでの印象そのままに、そこからは加えて知的な感じもあり、ますます気になっていったのでした。
そこで紹介される音楽・映画・小説作品などは、ハッキリ言って当時の僕には手を出しにくいものばかりでしたが(特に音楽についてはネットもまだまだなかったため、視聴もハードルが高かった)作品に触れるタイミングによっては、深く楽しめるものも楽しめない(この持論についてはいつか説明します)と思い「ちょっと背伸びして名前だけは覚えておこう、くらいの引き出しに入れておきたい情報」をいつも提供してくれる存在でした。
その後2001年から東京の大学に進学した僕は、ミズモトさんが開催していた吉祥寺スターパインズカフェでのDJイベントへ遊びに行ったり、スペースシャワーTVの音楽バラエティなどでも目にしたりと、その活動を"原理主義にならない温度"で追い続けていました。そして、ご本人は知らね〜!と思うかもしれませんが、僕は共に成長させてもらった感覚があります。
ミズモトさんの魅力]
・興味はあるけどなんか難しそうで自分からは手を出せないこと→わかりやすく魅力的に紹介する
・みんなが知っていること→さらに違った楽しみ方があることを教えてくれる
にあると思います。あなたにはそういう感覚を持った先輩はいますか?僕はたくさんいます。うれしいね。
ササっと説明するとこういう感じです。
今回のテーマ『武田百合子』さんについても、ほんと偶然ですが、僕はここ半年で雑誌POPEYE〜Oliveの変遷から、初期クウネルの創刊までの気分の流れがやっとわかったところなので、すごくタイムリーなテーマとなっています(クウネル 創刊号では"武田百合子"がとりあげられている)
みなさまぜひ遊びに来てください。
僕は4月から上京するので、新潟でイベントを企画するのは、いったん最後になります。そのへんも踏まえて(笑)よろしくお願いします。ご予約は担当の鷲尾(僕です)まで!
(以下、ミズモトさんのHPより引用)
夫や娘との生活を綴った『富士日記』(1977年)でエッセイストとしてデビューしました。
「天衣無縫」「天性の文章家」と賞賛される彼女の随筆は現在もなお新しい読者を獲得し続けています。
百合子の作品を長年精読し、『富士日記』を題材にした書籍を2018年秋に発表したミズモトアキラが秘蔵映像&音声なども紹介しながら、武田百合子ワールドの魅力を語り尽くすイヴェントです。
まだ一冊も彼女の書籍を読んだことのないあなたもぜひ気軽にご参加ください。』
https://www.akiramizumoto.info/yuriko2019/
『武田百合子さんについて知っていることを話そう。』
@新潟・北書店
*新潟市中央区医学町通2番町10-1-101
日時:2019年3月24日(日)
出演:ミズモトアキラ
料金:1,500円
時間:19時00分~21時00分
ご予約/お問い合わせ:
電話 025-201-7466(北書店)
mail keiwashio@gmail.com(担当・鷲尾)
スーパー銭湯を楽しむ1000の方法
こんばんは、信濃川あひるです。
今回はブログの体裁を気にして書いてみます。改行が多い方が読みやすいと、やっとわかりました!
僕は現在、会社を辞めて時間がたっぷりあるので、毎日本を読んだり、映画を見たり、あと撮り溜めた『探偵!ナイトスクープ』を見たりして過ごしています。これは一見、遊んでいるように見えますが、自分が見て感じたことを端的にまとめ・次の仕事につながるトレーニングなのであしからず。あと、会社を辞める(バイトを除く)経験は、多い人でも人生で5回くらいだと思うので、しばらくネタにしていきますね。
そんな毎日に加え、週に3回は何かしらの日帰り温泉施設だったり、スーパー銭湯的な場所へ通ってます。現在はサウナが若い人の間でブームということになっていますが、新潟ではぜんぜんおじさんばっかりです。わーい。また、ことブームとなると同じことを取り上げるのをためらっちゃう性質を持つ(ベースに"人とは違うことをするのが面白い"というお笑いの基礎みたいな感覚があるため)僕は、自分なりの視点を提案する的なことにします。
視点を変えるのはとても大切です。自分だけ意地を張ってしまえば味方だって敵だ、と勘違いしてしまいますし。そして、その視点の変更を世間の論調からではなく、心の中で何度も変えてみるのが重要です。みんなから「計算高い」と言われている人は「何をすれば相手が喜ぶか」を考えている人でもあります。「性格が良くない」と言われている人に限って「素直に気持ちを言ってしまう」だけかもしれません。などなど。これ自分のこともかばってます(笑)
例によって、また書こうとしてたことから逸れてしまいました(←「それる」って漢字で「逸れる」って書くのか。自動変換、ありがとう。)でも、会話のように、頭から文字がスラスラ出てきて入力が追いつかない状態を、自然にいつでも出せるようにするのもブログの目的ですので許してね。
話を戻して。。
題して「初めての人でも安心!スーパー銭湯はじめて講座」をやります。よろしくお願いします。
❶スーパー銭湯を選ぶ
まず、あなたの家の近くにはスーパー銭湯はありますか?もし近くにない場合は、遠くへ行かなければなりません。
❷スーパー銭湯に到着したら
僕の場合は車で行くのですが、到着したら、たとえば冬の季節はコート・ジャンパー類は車に置いておくのがベストです。衣類のロッカーは狭い場合がありますので。店内に到着するまでしばらく寒いですが、ここはがんばってください。
❸下駄箱に靴を入れてフロントへ
もしここで、好きな数列の下駄箱番号が空いてると嬉しいですよ!
❹フロントで代金を払います
↑の下駄箱の鍵を渡して、代金を支払います。すると今度は脱衣所のロッカーの鍵をもらえます。鍵ばっかり出てきますが、基本的に持っている鍵はほとんどの場合常に「1種類」ですのでご安心を。ビックリしないで!
おーっと、ここで文字数が来てしまいました。次回はいよいよ「入浴編」です。お楽しみに!
山口県山口市『長沢ガーデン』その2
20才を過ぎてからは「青春を取り戻したい」とは思わない。強がって思わないようにしてる、というのが正確かもしれません。だって青春は言葉の意味からも、どうやったって10代までのものだし、その頃に不遇を感じていたとしても、それなりに工夫して小さな楽しみを見つけてやってきたわけだから、取り戻すなんて言い方は過去の自分に失礼だと思います。
もし青春を過ぎた現在、当時に得られなかった満足を得ているとしたら、それは青春を取り戻したのではなく「今を楽しく生きている」だけなのです。くれぐれも「あの頃の自分に見せてビックリさせる」ために今の自分が生きているなんて気を取られずに、過去の不遇に足を取られずに前を向いて進みましょう(自戒も込めて)
時間はいつも前にだけ進む。現状にも未来にも不安を覚えているならば、未来の不安に期待したい。そんなことを考えながら高速道路を走り、到着した山口県山口市『長沢ガーデン』でした。僕が見たかった未来とは…
素泊まり3500円の部屋は、この写真で見る限りだとわかりませんが、リアリズム(生活感)がすごかった。僕は少し後悔をしたが時すでに遅し(お寿司)だった。木造で築50年の割には綺麗に見えるけど、ここは街道沿いのドライブイン。とにかく過去に宿泊したであろう労働者の念がすごいんです。僕は霊的なものは何も信じないのですが、なんかここはやでした。
旅の読み物に、と用意した武田百合子の文庫本をペラペラめくりながら「淡々とした情景」モードに落とし込もうとしても、どうやったって部屋からブルースを感じてしまいました。旅に出ることで(結局"旅"という単語も使います)今まで気づかなかった微妙に潔癖症な自分に気がつきました。あと、特に水回りが古いのはキツいかな〜排水の悪さとかも気になった。いちおう温泉も湧いてるんだけどなんか排水がイマイチだったんだよね。ついでに、部屋にあるトイレでかなり久々に『サワデー』の強烈なにおいにも打ちのめされました。
ただレストランはよかったです!アンティーク的なんだけど色使いがとっても未来的!おばあさんが作った500円のとんこつラーメン(ブランキージェットシティの歌詞みたいじゃない?)も、さすが北九州。食べたことないくらい濃厚でした。
そして、本来の目的である「うどん自販機」へ。湯切りをする都合で具は麺の下に隠れています。かわいいね。この文化についてはこちらのサイトに詳しいので見てみてください。
ぼくはこれをレトロではなく「アンティーク」として楽しんでいます。女性が古着を楽しむ感覚とまったく同じです。本当なんです!うどんはおいしいわけではありません(念のため)
なんか、昔は隆盛を極めたものが、変わってゆく/終わってゆく瞬間には立ち会いたいんです。あとこの旅で気づいたのは、自分の器の小ささと無力感ですね。ここで一晩過ごしたおかげで、大げさだけど「これからは人に頼って生きていこう。人に頼るのが調和である」と思いました。
ゴールしたから今回で旅日記は一旦おわりです。でもこれまだ「往路」なんですが、復路については時系列ではなく、紹介したい部分だけを書いていこうと思います。引き続きこのブログをよろしくお願いします!
追伸:この日の夜はあまり眠れず、朝の7時に逃げるようにチェックアウトしました。外からは街道の車の音がビュンビュンと、労働者の声がガヤガヤと聞こえ続けていたので。そういえばここにiPhoneの充電器と武田百合子の本を忘れてきたので、また行かなければいけないのかもしれません。
山口県山口市『長沢ガーデン』
民宿あひる→琵琶湖の見えるホテル(意味なく名前は伏せます)と、連日、湖のほとりに泊まった僕です。だんだんと本当に心が透明な気持ちになってきたかもしんない。2019年、透明な僕はじまる。なーんて思ったとか思わなかったとか。
しかし民宿と違ってホテルって部屋がめちゃくちゃ暖かいんですよ。もろに高気密・高断熱って感じ。素泊まりプランだったのですが、朝食バイキングは2500円もしたのでやめました。窓の外、朝日のまぶしい琵琶湖を眺めながら、わざわざで買ったカンパーニュと水を飲む。ここまま健康になっちゃうよ〜!
この日の移動は長距離です。ホテルから目的地❸の長沢ガーデンまでは車で7時間。僕は本州の西側だと広島までしか行ったことがありません。ゴールは広島からさらに高速(ちなみに高速道路のことね。この注釈、いる?)で2時間。遠すぎる。でも今みたいな時じゃないと行けないのだから行きます。
くじけませんよ。男の子です。『一休さん』だって親元を離れてお寺で修行したんだ。僕だってそのくらい…とは言っても一休さんはせいぜい小学校低学年で、僕は36ですが(この段落、いる?)
移動中の車内ではロックンロールやダンスミュージック、過去に集めたラジオ番組を聴くのが楽しいです。ちなみに、京都を通過するときは、ちゃんとくるりを聴きましたし、神戸ではtofubeatsを聴きました。僕はゲンを担ぐタイプなんです。ラジオ番組で流れててビックリしちゃったんだけど、よく劇団ひとりがモノマネするビートたけしの『浅草キッド』という曲のオリジナルを初めてフルで聴いたんですが、たけしの声の伸びヤバイよ。モノマネだとカッスカスじゃないですか。でもあれの5倍くらい歌が上手い。未聴の方はぜひ〜!あと、ファミコンのがんばれゴエモンシリーズをやったことのある人ならわかると思いますが、車がどんどん西に進むにつれ、面が進んでいくのと同じ緊張感が味わえました(わかる人向け)
そんなことを考えていたら16時頃に到着しました。山口県山口市『長沢ガーデン』です。新潟の人にわかりやすく言うと国道116号線沿いに突然ある『公楽園』の西日本版です。今回はそこへ宿泊して、今や数少ない「うどん自販機」を楽しむのが目的なのです。
見た目はそう、ロードサイドにあるドライブイン的な感じです。そこにレストラン・割烹・温泉旅館がくっついています。
レストラン、うどん自販機はあとにして、まずはチェックインです。築年数50年の割には妙に色鮮やかなエントランス。妙に生き生きとした植物が出迎えてくれます。ちなみに、素泊まり4000円の本館・3500円の別館とあり「せっかく」なので安い方を選びました。
その後、案内されてこういうとこを進みます。同時に1人で来ている女の人も一緒に案内されてたのですが「(こっちですかね?)」「(厨房…?)」みたいなアイコンタクトをしながら、スリッパぱたぱたさせながら進みます。
ぱたぱた、ぱたり。
いよいよ部屋に到着しました。
「(リアリズムの宿…?)」
「(番号?)」
ついに顔を見合わせるふたり。
後半へつづきます